- 2020年9月16日 初回公開
- 2020年9月18日 永山駅前店情報修正
- 2020年10月30日 5条店情報修正
- 2021年4月23日 本店情報追記
- 2021年12月19日 清田店、札幌北38条店、札幌店、篠路店、前田店情報修正
- 2022年1月10日 熊ッ子チェーン情報追記
- 2022年2月12日 発寒店、西岡店、中の島店、西野店、大谷地店、屯田店、狸小路店※を追加
「熊ッ子チェーンとしてオープンした後、他チェーンに加盟したが閉店となった店舗」を追加 - 2022年4月7日 本店情報追記
我らが旭川ラーメンが誇る2大チェーン店といえば、
「旭川ラーメン熊ッ子チェーン」1974(昭和49)年創業
創業者の相原孝一氏が1960(昭和35)年に「甘党の店」(おやき屋)から始めて、「家族食堂」なる食堂に移行、そして、1974(昭和49)年に現在の「旭川ラーメン 熊ッ子チェーン本店」に至るラーメン店を創業しました。
大雪通7丁目に本店があり、大雪通8丁目に(株)熊ッ子チェーンFC本部熟成麺工場があります。
店名の表記について「熊ッ子」「熊っ子」「熊っこ」、「熊ッ子チェーン」「熊っ子ラーメン」など曖昧になっていますが、正式には「熊ッ子チェーン」のようです。
そして、
「こぐまグループ 旭川ラーメン」
熊ッ子チェーンから分裂して誕生しました。後述にありますが、1992(平成4)年7月1日創立です。
こぐまグループの本部は6条通23丁目、(有)佐藤製麺工場となっています。
当ブログでは記載が曖昧になっているかも知れませんが、「こぐまグループ 旭川ラーメン○○店」という表記が正式のようです。
この2つのグループのお店ですが、分裂前は「熊ッ子チェーン○○店」あるいは「旭川ラーメン○○店」という看板を揚げていたそうです。ちなみに、熊ッ子チェーンがスタートした頃は「旭川ラーメン」というワードやジャンルは普及しておらず、熊ッ子チェーンが初めて「旭川ラーメン」の看板を掲げたとの事。
分裂の理由として広く語られているのは、
製麺業者がらみのトラブルにより熊ッ子チェーンが分裂しこぐまグループが誕生。この分裂騒動を本記事では「92年7月事変」と記すことにします。
熊ッ子チェーンが麺とスープを変えたのに対し、こぐまグループは昔の味のまま。
この2大チェーン(当研究所では「旭川熊系」と勝手に呼んでいる)は基本的な味は似ており、共通メニューも多いので、初訪問のお店でも安心してバリエーションメニューを楽しめるというのも特徴です。中でも「熊ッ子」由来の"熊系5メニュー"と(当研究所では)呼んでいる、「特製旭川」「チャンポン」「ジャンボ」「熊ッ子(こぐま)」「チンジャオロース」が揃っている(またはどれかが残っている)、という共通点があります。また、"レンゲがデカい！"というのも特徴的な共通点です(普通サイズのお店も多いですが)。
今回の研究報告は3回に分けてお伝えします。
この第1回では、
「熊ッ子チェーン店舗紹介」
第2回は、
「こぐまグループ店舗紹介」
第3回は、
「電話帳にみる旭川熊系店舗の年代別変遷(旭川・上川・北空知)」「熊ッ子/こぐま"分裂"について」「おわりに」
それぞれ長くなりますが、是非ご一読下さい！
「熊ッ子チェーン店舗紹介」
【熊ッ子チェーン】
幸いにも(？)ホームページ※の更新が相当前から止まっているようで、資料的価値が高く大変参考になりました。
※2021(令和3)年11月にホームページの内容が消去されているのを確認しました。
そして大変貴重な書籍があります。
相原孝一著(熊ッ子チェーン創設者)/山手出版社
『ラーメンでみんなが幸せになれたら〜旭川ラーメン「熊ッ子チェーン」誕生ものがたり』
(以下、『熊ッ子誕生物語』)
『熊ッ子誕生物語』によれば、加盟希望者が殺到して最盛期には旭川市内に約22店舗、道内外合わせて70店舗以上を誇る大チェーンとなったようです。凄すぎる！😮
チェーン店に加盟するには1ヶ月程度の研修期間で創業者相原夫妻からラーメン調理や店舗運営、心構えを伝授され、開業に至ったそうです。オープン後は加盟店を集めての新メニュー勉強会を開催し、時には加盟店の夫婦喧嘩の相談に乗ったりもしていたのだとか。
全国に拡がっていった頃は、なかなかそうはいかなかった事と想像します。
■熊ッ子チェーン 店舗紹介
※当時の名称は「旭川ラーメン○○店」だった可能性もあるお店も、この記事では便宜上「熊ッ子チェーン○○店」と表記しています。
【熊ッ子チェーンとしてオープンし、現在も熊ッ子チェーンとして営業している店舗】(2020年現在)
判る限りで創業年順に紹介します。
■熊ッ子チェーン 旭川ラーメン本店
旭川市大雪通7丁目
正油篇は→こちら
塩篇は→こちら
味噌篇は→こちら
あれこれ篇は→こちら
旭川市内中心部から国道39号線を北上すると右手にあります。
なんと、熊ッ子専用(？)右折レーンがありますのでクルマでのアクセスは容易です。
『熊ッ子誕生物語』によると現店舗は1981(昭和56)年新築で、新築オープンのセレモニーでは熊のぬいぐるみ限定100体を配ったそうです。このぬいぐるみが現存していたらプレミアものですね。一度見てみたいものです。
創業者の相原孝一氏が1960(昭和35)年に「甘党の店」(おやき屋)から始めて、1967(昭和42)年4月に「家族食堂」に屋号変更。おやきをやめて本格的な食堂に移行し「熊ッ子本店」の礎になったというのは冒頭に記した通りですが、店内のショーケースに当時を偲ばせるものが展示されていました。
「甘党食堂」の丼
『熊ッ子誕生物語』によると「甘党の店」オープンから1年ほど経ってから店に水道と電話を引いて、夢だったラーメンを始めたそうです。素晴らしい保存状態。
「家族食堂」と「スナックチャオ」のマッチ箱
「家族食堂」に移行して数年後、当時流行していたスナックを併設。満員になり家族食堂の方で空席待ちするお客が出るほどの盛況ぶりだったそうです。
スナック人気が下火になった後はスナック跡で「松尾ジンギスカン」を始めたとのこと。
松ジングッズも残っていたら展示して欲しいですね。
ある時、お店の中で非常に貴重な資料を見つけました。
贈答用ラーメンセットのチラシです。
"小熊”というNGワード(?)が入ってますが大丈夫でしょうか...w
おそらく自社製麺と思われるので1992(平成4)年〜郵便番号が3桁なので1998(平成10)年の間に印刷されたものと思われます。
非常に良い保存状態で置かれていました。
"ラーメンの発祥地は旭川か札幌か”なんて議論ありましたっけ？八条はま長絡みでそんな話を聞いた気がしますが、そこまで大仰な議論ではなかったと思います。
もう少し北の大雪通8丁目には
(株)熊ッ子チェーンFC本部熟成麺工場があります。
■熊ッ子チェーン 東旭川店
旭川市東旭川町上兵村452-2
正油篇は→こちら
塩篇は→こちら
みそ篇は→こちら
カレーライス篇/チャーハン篇は→こちら
現在は創業者・相原孝一氏の義弟、石垣良直氏が店主です。あるネット動画にご出演されているのでお名前を紹介いたしました。
現在地はこちら
2000(平成12)年頃までは1区画分東旭川市街寄りに店舗があったようです。
ネットの画像検索でその貴重な店舗外観画像を見つけました。
Magic Boyさんというサイトからちょっと拝借をm(_ _)m ※現在は更新が止まっているようです。使用許可の連絡を取りたかったのですが連絡先が不明でした。MagicBoy様、もしご覧になって掲載に問題があればご一報下さると幸いです。
東旭川出身のラー友・まんたろうさんから驚きの情報が！
「昔はもっと市街地にあったんだよ〜」と。
1980(昭和55)年の住宅地図を閲覧すると、確かに東旭川市街地にありました。
旭川市東旭川本町81
この辺です。1983(昭和58)年の住宅地図では上記の2000年頃まであった場所に存在しています。さらに、まんたろうさんからは「ここの熊ッ子は"中山さん"だったはずだ。何故かカレーが美味いと評判だった」との情報が！
我々の"バイブル"旭川大学経済学部江口ゼミナール著『今日も旭ラー あなたの食べたいラーメンがここにある』(以下『今日も旭ラー』)によると、この東旭川店は「1995(平成7)年創業」とあります。が、1990(平成2)年の住宅地図には「旭川ラーメン東旭川店 石垣良直」とあります。仮説ですが1980〜1990年の間に中山氏から石垣氏に経営が変わり、なおかつ「1995年創業」というのは現在の店舗での営業開始年なのかも知れません。
■熊ッ子チェーン 富良野店
富良野市末広町8丁目
正油篇は→こちら
塩篇は→こちら
味噌/チャーハン篇は→こちら
ラーメン店が林立する、北海道有数の観光地・富良野の地において、派手さはないですが"旭川ラーメン正統血統"の店として富良野マルシェ向かいに君臨するお店です。
■熊ッ子チェーン ラーメンハウス登山軒
上川町層雲峡温泉街
正油篇は→こちら
塩篇は→こちら
みそ篇は→こちら
カレー篇は→こちら
大雪山が国立公園指定される以前の1930(昭和5)年創業。黒岳登山口の食堂がはじまりで、ロープウェイ乗り場前の花ペンションユーカラ(休業中)と併設のユーカラ民芸店も経営しています。
『熊ッ子誕生物語』によると、登山軒二代目が三代目に店を譲った後に「熊ッ子」の門を叩きラーメン店を始めたとのこと。
電話帳では1987(昭和62)年から登山軒と記載がありました。
1985(昭和60)年の電話帳では登山軒の電話番号では「ノンノン」という食堂で記載があります。
現在は四代目になっていますが、四代目は以前、旭川ラーメン村で
「なきうさぎ」という店を出店していました。
1996年のラーメン村開村時の店舗で、2005(平成17)年4月まで営業していたようです。
画像は旭川ラーメン情報サイトの元祖「極うま旭川ラーメン食べ歩き」のnoriさんから戴きました。
現在の登山軒で、運が良ければ"なきうさぎ"のロゴが入った青龍丼で饗されることがあるようです。
また、冬期間は層雲峡の店を閉鎖し、
ニセコ町で経営する「ペンションベルグ」で登山軒を営業し好評を博しているようです。
■熊ッ子チェーン 東光店
旭川市東光7条7丁目1-16
1988(昭和63)年オープン。後述の「東光支店」とは近い場所ですが違うお店です。
正油篇は→こちら
みそ篇は→こちら
塩篇は→こちら
『熊ッ子誕生物語』によると、東光店オーナーにとって現店舗は2店舗目で、東光店オープンの3年半ほど前(1985年頃)から営んでいた店舗があったと。店主にお訊ねしたところ後述の「一条店」だそうです。
1985(昭和60)年以前から一条店は存在していましたので、その頃に引き継いだのかも知れません。関連があるのか不明ですが、電話帳の表記は1984(昭和59)年までは「一条支店」ですが1985(昭和60)年からは「一条店」となっています。
■熊ッ子ラーメン善(熊ッ子チェーン池田店)
池田町大通1丁目63
正油篇は→こちら
かつては「熊ッ子ラーメン池田店」として営業していました。
驚いたのですが、
熊ッ子チェーンながら佐藤製麺工場の麺を使用しています。
後述にありますが、そういうお店もあったようです。
■熊ッ子チェーン 錦町店
旭川市錦町14丁目2952
正油篇は→こちら
みそ篇は→こちら
塩篇/チャーハン篇は→こちら
店内外、レトロな雰囲気があるのですがその歴史は意外と新しく1998(平成10)年だそうです。
参考までに、1997年の住宅地図ではその存在は確認出来ませんでした。
「92年7月事変」後に熊ッ子チェーンに加盟した、数少ない店舗のひとつです。
【熊ッ子チェーンとしてオープンし、現在は独立営業している店舗】(2020年現在)
■味の鈴乃屋(熊ッ子チェーン春光店)
旭川市春光2条9丁目19-13
正油篇は→こちら
塩篇/チャーハン篇は→こちら
味噌篇は→こちら
定食篇は→こちら
1978(昭和53)年創業。
メニュー表には「特製」「ジャンボ」といった"熊系5メニュー"の名残が見受けられます。
『熊ッ子誕生物語』によると、はじめに春光店として2年ほど営業されていた方が後継者を探しているところに現店の店主(故人)が居抜きで継承したとのこと。 2007(平成19)年12月に鈴乃屋となった現在は、こぐまグループと同様の佐藤製麺の麺で提供されています。
熊ッ子時代の画像です。画像は旭川ラーメン情報サイトの元祖「極うま旭川ラーメン食べ歩き」のnoriさんからご提供戴きました。
■ラーメン専門ささき(北見市)
北見市北3条西1丁目15-6
正油篇は→こちら
塩篇は→こちら
『熊ッ子誕生物語』によれば、熊ッ子の味に魅せられたタクシードライバーだった佐々木氏が熊ッ子の門を叩き、美幌町美禽に出店したのが始まりです。
■熊ッ子チェーン美幌店(美禽)
美幌町字美禽357
1989(平成元)年5月創業。佐々木氏はこの店を他人に譲渡して網走市に熊ッ子のお店を開きました。
後に美幌町市街に「美幌店」がオープンしますが、それは佐々木氏とは無関係との事。
■熊ッ子チェーン網走店
網走市駒場南6丁目2-2 2000(平成12)年8月オープン。
こちらを閉店し2006(平成18)年に北見市に「ささき」をオープンしたようです。
歳をとっても夫婦だけでラーメンを提供できるコンパクトなお店を作りたかったとのことです。
現在の「ささき」も熊ッ子チェーンの麺を使用しています。
これらの変遷については前店主・佐々木茂氏の姪っ子さんのInstagramから情報を拝借いたしました。
旭川から遠く離れた釧路でも熊ッ子は繁栄していました。調べた限りでは5店あります。
まずは、
■愛楽亭(熊ッ子チェーン益浦店・釧路市)
釧路市益浦4丁目1-14
醤油篇は→こちら
1991(平成3)年の電話帳では「益浦店」でしたがその電話番号は1994年の電話帳で「愛楽亭」となっていました。「92年7月事変」を期に独立したと思われます。
尚、創業は1987(昭和62)年だそうです。現在は釧路ラーメンの店として営業しています。
■秀航園(熊ッ子チェーン武佐店・釧路市)
釧路市武佐3丁目20-11
こちらも益浦店同様、1991(平成3)年の電話帳では「武佐店」でしたがその電話番号は1994(平成6)年の電話帳で「秀航園」となっていました。やはり「92年7月事変」を期に独立したと思われます。
秀航園となってからは市内でも人気の釧路ラーメンの店になり、現在は釧路町桂木で支店と統合する形で営業しているようです。
店舗外観画像はエターナルプレイス北海道さんというサイトからちょっと拝借をm(_ _)m ※現在は更新が止まっているようです。使用許可の連絡を取りたかったのですがメッセージ送信不能でした。管理人のpira様、もしご覧になって掲載に問題があればご一報下さると幸いです
現在、釧路の人気店になっている「夏堀」「春鶴」「純水」はここ秀航園で修業したのちに独立。「秀航園系」と呼ばれているのだとか。
■岩龍らーめん(熊ッ子チェーン前田店・札幌市手稲区)
札幌市手稲区前田5条15丁目5-8
1990(平成2)年の電話帳で確認でき、その後1998(平成10)年の電話帳でもその存在を確認しました。
現在は同所在地、同電話番号で
「岩龍らーめん」として営業しており、"デカ盛りの店"として知られているようです。
【熊ッ子チェーンとしてオープンし、熊ッ子チェーンとして閉店した店舗】(2020年現在)
まずは旭川市、上川、北空知地区から。判る限りで創業年順に紹介します。
■熊ッ子チェーン永山駅前店
旭川市永山1条20丁目5-15
店舗外観画像はGoogleストリートビューより。
1976(昭和51)年の電話帳からその存在を確認。熊ッ子チェーン古参のひとつです。
2006(平成18)年の電話帳では確認出来ましたが2008(平成20)年電話帳には記載がありませんでした。
■熊ッ子チェーン一条店
旭川市1条通1丁目295-1
画像は旭川ラーメン情報サイトの元祖「極うま旭川ラーメン食べ歩き」のnoriさんからご提供戴きました。
前述の「東光店」と関係のあったお店です。
現在も営業中の蕎麦屋さん「美登利 一条店」のとなりにありました。
1978(昭和53)年の電話帳にその存在を確認出来ます。2008(平成20)年の電話帳には掲載されていません。
■熊ッ子チェーン大町店
旭川市大町2条11丁目
1978(昭和53年)〜1984(昭和59)年の電話帳で存在を確認出来ます。1984年には住吉店(後述)もありますので、目と鼻の先に熊ッ子が2軒あった可能性があるということになります。
■熊ッ子チェーン忠和店
忠和店はその変遷が見応えあります。
開業当初の1979(昭和54年)は、
旭川市忠和8条6丁目 にありました。
古い住宅地図を閲覧しましたが正確な所在地は判りませんでした。
その後、1981(昭和56)年の電話帳では国道を跨いで、
旭川市神居6条1丁目に移転していました。
「忠和店」としてオープンし、12号線沿いの神居で長年営業した後に、
■熊ッ子チェーン 神居ふれあい通り店
として移転オープン。
旭川市神居6条5丁目2-19
画像は旭川ラーメン情報サイトの元祖「極うま旭川ラーメン食べ歩き」のnoriさんからご提供戴きました。
2002年の電話帳で確認。忠和店と電話番号が同一なので連続性は確定的だと思われます。
この場所は1990年代の住宅地図で「石州ラーメン神居店」となっており、神楽にも店舗があったようです。
ふれあい通り店は2006(平成18)年頃閉店し、2007〜現在は「ら〜めん屋 炎」が営業しています。
■熊ッ子チェーン旭町店
旭川市旭町2条17丁目199
1984(昭和59)〜1998(平成10)年の電話帳で確認。
■熊ッ子チェーンエスタ店
旭川市宮下通7丁目4152-11
1984(昭和59)〜1985(昭和60)年の電話帳で確認。
1987(昭和62)年の電話帳には記載なしでしたので、ごく短期間の営業だったようです。
旭川ESTAは2012(平成24)年7月31日で閉店となりました。
■熊ッ子チェーン名寄店
名寄市西4条南2丁目17
1984(昭和59)〜2000(平成12)年の電話帳で確認。
■熊ッ子チェーン台場店
旭川市台場2条2丁目4
現在、セブンイレブンがあるところです。国道12号線を挟んで向かいにはレストラン古潭荘がありました。
1985(昭和60)〜2000(平成12)年の電話帳で確認。当初は多田氏による営業でしたが(1990年住宅地図で確認)、1997年の住宅地図では熊ッ子2代目社長・相原孝典氏の名前があります。『熊ッ子誕生物語』によると"チェーン店に事情があり本部直営店となった"お店があったそうですが、おそらく台場店のことでしょう。
旭川の玄関口という立地。1990年に道央道が旭川まで延伸されるまではそうとうな交通量と食事客があったものと思われます。
■熊ッ子チェーン当麻店
当麻町市街4区(現 4条南3丁目2-21)
電話帳では1989(平成元)〜1990(平成2)年で確認。1987年と1992年では確認出来ませんでしたので、3〜4年のごく短期間の営業だったものと思われます。
その後、1993年頃から表通りの(4条南3丁目6-22)や「道の駅とうま」で"旭川ラーメン"が登場しますが、旭川熊系とは無関係と思われます。
■熊ッ子チェーン上富良野店
上富良野町錦町1丁目2-14
1992(平成4)〜2004(平成16)年電話帳で確認。
上富良野の繁華街にあり「上富良野ふれあい通り」と呼ばれる通り沿いだったようです。
■熊ッ子チェーン東鷹栖店
旭川市末広東1条4丁目2-7
画像は旭川ラーメン情報サイトの元祖「極うま旭川ラーメン食べ歩き」のnoriさんからご提供戴きました。
電話帳では1993(平成5)〜2008(H20)年で確認。
2017(H29)年8月に閉店となってしまいました。
現在は「旭川ラーメン 穂(すい)」が居抜きで入って営業しています。
熊ッ子東鷹栖店は、仕事で行くエリアや生活圏からかなり外れており、何年も「いずれ行かねば」と思ってはいたものの閉店となってしまいました。悔いが残ります。
【熊ッ子チェーンとしてオープンし、熊ッ子チェーンとして閉店した店舗】(2020年現在)
旭川・上川・北空知以外の地区を見ていきましょう。開店時期は関係無く地域別に記します。
■熊ッ子チェーン稚内店
稚内市中央2丁目12-28
1980年(昭和55)〜1990(平成2)年の電話帳で確認。
『熊ッ子誕生物語』によると、稚内駅近くに空き店舗があるとの情報を得た創業者が、大工4名を連れて1日で店舗を作り上げたとの事。その後、ここでラーメン店を営業したい人を募り、石垣氏(現東旭川店主)の出張指導の下、熊ッ子チェーンとしてオープンとなりました。
■熊ッ子チェーン稚内中央店
稚内市中央1丁目4-25
1989(平成元)年の電話帳で確認。
1992(平成4)年の電話帳には記載がありませんでした。
■熊ッ子チェーン稚内店(熊けん)
稚内市末広3丁目2-24
店舗外観画像はGoogleストリートビューより。
1992(平成4)年の電話帳で熊ッ子ラーメンとして記載があります。2000(平成12)年の電話帳で「熊ッ子ラーメン(熊けん)」と記載がありました。
■熊ッ子チェーン北見店
北見市北進町5丁目4-54
2001(平成13)年の電話帳で確認出来ました。「92年7月事変」で北見の既存店2軒がこぐまグループになった後に出店したものと思われます。
■熊ッ子チェーン端野店
北見市端野町3区472-2
旧店舗がGoogleストリートビューで確認出来ました。三角の建物の向かって左側です。
2001(平成13)年の電話帳に記載はなく、2002(平成14)年の電話帳に記載がありました。
■熊ッ子チェーン美幌店
美幌町大通北3丁目9-2
店舗外観画像がGoogleストリートビューで確認出来ました。
2001(平成13)年の電話帳に記載があり、2016(平成28)年10月の日専連北見のキャンペーン加盟店一覧で存在を確認しました。
前述の美幌店(美禽)とは別経営です。
■熊ッ子チェーン滝川店大町店
滝川市大町1丁目1-25
滝川市役所のすぐ隣りにありました。市役所職員や来庁者で賑わっていたことでしょう。
1988(昭和63)年住宅地図、1989(平成元)年電話帳で確認。1983(昭和58)年の住宅地図にはなく、1992(平成4)年の電話帳には記載がありませんでした。
■熊ッ子チェーン滝川店
滝川市栄町3丁目9-2 西友滝川店
所在地から見て、西友滝川店にテナントとして入っていたと思われます。
1995(平成7)年の電話帳に記載がありましたが、1997(平成9)年の電話帳には記載がありませんでした。
■熊ッ子チェーン砂川店
砂川市西2条北5丁目1-14
店舗外観画像はGoogleストリートビューより。
1995(平成7)年の電話帳に記載がありましたが、1997(平成9)年の電話帳には記載がありませんでした。
■熊ッ子チェーン芦別店
芦別市北1条東1丁目5-10
芦別駅前の商店街にありました。
1990(平成2)、1999(平成11)年の電話帳で確認。
■熊ッ子チェーン清田店
札幌市清田区清田1条1丁目4-25
1986(昭和61)年の電話帳から掲載され、1995(平成10)年の電話帳でも確認。
■熊ッ子チェーン札幌北38条店
札幌市東区北38条東13丁目2-14
店舗外観画像はGoogleストリートビューより。
1986(昭和61)年の電話帳から掲載され、1997(平成9)年住宅地図、1998(平成10)、2000(平成12)年電話帳でも確認。
この辺は閑静な住宅街だった記憶があります。
■熊ッ子チェーン札幌店
札幌市東区北49条東3丁目4-11
店舗外観画像はGoogleストリートビューより。
1986(昭和61)年の電話帳から掲載され、1997(平成9)年住宅地図、1998(平成10)年電話帳でも確認。
この辺も昔から閑静な住宅地で、少年野球チームの専用グランドなんかもあったと思います。
■熊ッ子チェーン大谷地店
札幌市厚別区大谷地東6丁目3-50
店舗外観画像はGoogleストリートビューより。
1992(平成4)年の電話帳で確認。1994(平成6)年の電話帳では確認出来ませんでした。
国道274号線と南郷通の合流点という好立地ですが短命に終わったようです。
■熊ッ子チェーン屯田店
札幌市北区屯田6条6丁目2-5
店舗外観画像はGoogleストリートビューより。
1992(平成4)年の電話帳で確認。1994(平成6)年の電話帳では確認出来ませんでした。
■熊ッ子チェーン狸小路店※
札幌市中央区南3条西3丁目11-2メッセビル
店舗外観画像はGoogleストリートビューより。
※電話帳には「旭川ラーメン熊ッ子」と記載されています。便宜上ここでは「狸小路店」と記述します。
1994(平成6)年から1995(平成7)の電話帳で確認。
この期間、小生は札幌の某大学の軽音楽部に所属していたのでメッセビルのキクヤ楽器にはよく足を運んでいましたが、ラーメン店があった記憶は残っていません。
■熊ッ子チェーン静内店
静内町春立176
静内町市街からは外れた春立にてオープン。1984(昭和59)年住宅地図で確認。1986(昭和61)年の電話帳には記載がありませんでした。
現在は「新ひだか町」となっている静内町。実は熊ッ子チェーンの"聖地"と呼ぶべき地なのです。
『熊ッ子誕生物語』によると、創業者相原孝一氏が国鉄や札幌グランドホテル、実兄が営む横浜の焼き鳥店などの職を渡り歩いた後、札幌のヤクルトに就職。静内町にヤクルトの工場を新設することになった時に相原氏は静内町に赴任することになります。
そしてここ静内町で、後に熊ッ子チェーンを縁の下で支え続ける奥様・栄子さんと出逢うことになるのです。東旭川店の石垣氏は栄子さんの弟さんです。
■熊ッ子チェーン帯広西11条店
帯広市西11条北1丁目2
帯広にもありました。1990(平成2)、2000(平成12)年の電話帳で確認。
■熊ッ子チェーン芦野店
釧路市芦野2丁目2-5
釧路市芦野にも熊ッ子がありました。2000年の電話帳で確認。
店舗外観画像はGoogleストリートビューより。
いかにも屋根のところに「旭川ラーメン」って書いてあったり、玄関の破風(?)の上と駐車場の看板に熊ッ子のマークがありそうな雰囲気ですよね。
関係性は不明ですが、近くに「熊ッ子ハウス」というアパートが2棟あります。
■熊ッ子チェーン中標津店
中標津町東3条南1丁目
1991(平成3)、1998(平成10)年の電話帳で確認。
■熊ッ子チェーン大阪1号店
大阪府堺市美原区丹上431-3
2000(平成12)年の電話帳で確認。2015(平成27)年のGoogleストリートビューまで熊ッ子の痕跡があります。
ディープな南大阪と思われる地区にも熊ッ子はありました。何だか嬉しくなってきます。
店舗外観画像はGoogleストリートビューより。
当然「2号店」の存在を期待してしまいますが、現在のところ見つけられていません。
■熊ッ子チェーン四国舞扇店(舞扇本店)
愛媛県伊予郡砥部町八倉64-1
店舗外観画像はGoogleストリートビューより。
2012年のGoogleストリートビューです。
「食べログ」にも記録が残っているのでメニュー表を拝借しました。
「チャンポン」「ジャンボ」「熊ッ子」があります。「旭川らぁめん」はチャーシューと野菜の「特製旭川」のようです。チンジャオロースはありませんが、見事に熊系5メニュー4品揃い。
Instagramで見つけた舞扇本店のラーメンです。「熊ッ子チェーン」の文字が鮮明に。
画像使用許可を下さったawa.awawa様、ありがとうございました。
【熊ッ子チェーンとしてオープンした後、独立をしたが閉店となった店舗】(2020年現在)
■元祖旭川ラーメン(熊ッ子チェーン東光支店/千代田店)
熊ッ子チェーンスタートの1974(昭和49)年から名を連ねる、最古参のうちの1店。
『熊ッ子誕生物語』によると、「(前略)それをみた渡辺(後述)の友人の阿部が東光のまだあまり住宅もない場所だったが、その場所で開店する事になった。二号店である」とあります。
旭川市東光6条7丁目3-1
当時の住宅地図には店名の横に阿部氏の名前も記載されていたのでここが2号店と見て間違いないでしょう。
その後1981(昭和56)年の電話帳では「千代田店」と記載されます。不思議なのは、東光支店も千代田店も電話帳で所在地が「東光6-7」だったり「東光7-7」だったりとコロコロ変わる点。誤植と思われます。
1987(昭和60)年電話帳では熊ッ子チェーンから外れ、「元祖旭川ラーメン」となったようです。
この頃には本通りに移転。
旭川市東光6条7丁目5-1
現在、焼肉「金斗雲」があるところです。
旧千代田店の店舗では姉妹店「小路」という居酒屋さんを展開していたようです。
その後、1996(平成8)年オープンした旭川ラーメン村に支店を出店。
※東光店、ラーメン村店の画像は「極うま旭川ラーメン食べ歩き」のnoriさんからご提供戴きました。
東光のお店は2002(平成14)年の電話帳には記載がありませんでした。
■ラーメンの来源(熊ッ子チェーン5条店)/※味噌拉麺 光林坊 本店
こちらも熊ッ子チェーンスタートの1974(昭和49)年から名を連ねる、最古参のうちの1店。
当初は昭和通り近くにありました。
旭川市5条通6丁目右7
ところが1977(昭和52)年の電話帳からは姿を消し、1978(昭和53)年電話帳で再登場。ただし所在地が変更となり電話番号も変わっていたので経営体制の連続性は不明ですが、ここでは連続性があるとして記載します。
旭川市5条通17丁目オール商店街9号館
1989(平成元)年に
旭川市4条通17丁目高架下
へ移転しました。勘の良い方ならお気づきかと思いますがその場所で後に
来源として営業します。
醤油篇は→こちら
塩篇は→こちら
電話番号が熊ッ子時代と同一ですが、経営は熊ッ子5条店のお弟子さんだったそうです。
1998(平成10)年の電話帳までは熊ッ子5条店として掲載がありますが、来源は1997(平成9)年オープンのようなので、電話帳更新中に変わったのでしょう。残念ながら2018(平成30)年11月21日をもって閉店となりました。
お弟子さんに5条店の店舗を残していった親方は、末広にあの「光林坊 本店」を開きました。「来源」も須藤製麺の麺で、黒みそ生姜が提供されていた事を思うと納得です。
光林坊本店は現在営業継続中ですので※印を打った上で、5条店跡を引き継いだ来源をピックアップする形でこの「独立をしたが閉店となった店舗」に記載致しました。
本記事へのコメントで貴重な情報を頂きました。「食べログ」でも関連情報が掲載されているのを確認しました。
■旭川ラーメン一海(熊ッ子チェーン篠路店)
札幌市北区篠路3条3丁目1-1吹田ビル
1990(平成2)年の電話帳で確認。1998(平成10)、2000(平成12)年の電話帳までは「熊ッ子篠路店」でした。
2013(平成25)年に訪問した時は既に閉店していました。
「旭山ら〜めん通り」のesさんが2010(平成22)年10月に記事をアップされています。
■きゃべつ亭(熊ッ子チェーン音更店)
音更町木野大通西12丁目3-2
1990(平成2)年電話帳では確認出来ましたが、1993(平成5)年電話帳には記載がありませんでした。
「92年7月事変」時に熊ッ子チェーンから脱会し、こぐまグループにも加盟しなかったのかも知れません。
1993(平成5)年からは、
きゃべつ亭として営業していたようです。駐車場にある看板は他の熊ッ子にもある様式です。
店舗外観画像はGoogleストリートビューより。
熊ッ子は奥様が営んでいて、ホテルのコックだったご主人と一緒にお店をすることになったとの事です。(Facebookより)
きゃべつ亭についてはこちらのブログの2014(平成26)年記事が大変参考になります。きゃべつ亭となった後も主にラーメンを提供しており、メニュー表には野菜とチャーシューが盛られた「特製ラーメン」が見受けられます。
2015(平成27)年11月、閉店となったようです。
■旭川ラーメン金広(熊ッ子チェーン釧路鳥取店)
釧路市鳥取北9丁目3-2
店舗外観画像はGoogleストリートビューより。
1991(平成3)年電話帳では熊ッ子釧路鳥取店、1994(平成6)年電話帳では同場所同電話番号で「旭川ラーメン金広」となっており、2000(平成12)年の電話帳でも確認出来ました。
「92年7月事変」で熊ッ子チェーンから離脱したものと思われますが、こぐまグループには加盟しなかったようです。
【熊ッ子チェーンとしてオープンした後、他チェーンに加盟したが閉店となった店舗】
■熊ッ子チェーン発寒店
札幌市西区発寒11条5丁目5-5
店舗外観画像はGoogleストリートビューより。
1983(昭和58)年の電話帳から掲載され、1994(平成6)年の電話帳でも確認できました。
札幌の電話帳には発寒店が掲載されるまでは熊ッ子の存在はなく、発寒店が札幌1号店なのかも知れません。
住宅地の中ですが、さっぽろ市民生協発寒店の駐車場からのアクセスが良さそうです。
1995(平成7)年の電話帳からは同じ電話番号・所在地で「館ラーメン発寒店」となっており、1997(平成9)年の電話帳まで確認出来ました。
■熊ッ子チェーン西岡店
札幌市豊平区西岡4条9丁目1-26 グリーンヒルシャトー
店舗外観画像はGoogleストリートビューより。
1986(昭和61)年の電話帳から掲載され、1994(平成6)年の電話帳でも確認できました。
1995(平成7)年の電話帳からは同じ電話番号・所在地で「旭川ラーメンたいせつ西岡店」となっており、2001(平成13)年の電話帳でも確認出来ました。その後「旭川ラーメンえ〜やん西岡店」と表記され2004(平成16)年の電話帳まで確認できました。
この場所には熊ッ子の後「らぁめん道場きわみ(現・深川市 ふかがわらぁめん道場 極)」などのラーメン店が入り、現在もラーメン店があります。
■熊ッ子チェーン中の島店
札幌市豊平区中の島2条4丁目1-21 グランドール角屋��
店舗外観画像はGoogleストリートビューより。
1988(昭和63)年の電話帳から掲載され、1994(平成6)年の電話帳でも確認できました。
1995(平成7)年の電話帳からは同じ電話番号・所在地で「旭川ラーメンたいせつ中の島店」となっており、2003(平成15)年の電話帳まで確認出来ました。
【「旭川ラーメンたいせつ」について】
「旭川ラーメンたいせつ」は1992(平成4)年の電話帳から美園店(豊平区美園3-7-1-1)が確認できます。美園店は1995(平成7)年の電話帳には「美園本店」と記載されています。
その後、1995(平成7)年の電話帳(’94年8月26日現在との注釈有り)から急速に勢力を拡大した形跡があり、西岡店、中の島店の他に
月寒店(豊平区月寒西1-11-2-28･後の旭川ラーメン和知)、東店(豊平区月寒東5-19-13-7)、北43条店(東区北43東7-3-13)、味の佳萃(白石区本通3北3-1 ･後の白石店)、平岸店(豊平区平岸3-7-13-11)、川沿店(南区川沿15-2-2-5 ･後のFC本部) 、 大谷地店(厚別区大谷地西6-1-3)がオープンしました。
ここで特筆しておきたいのは2010年にオープンした大谷地店。
「食べログ」の口コミによると店主は以前豊平区で同系列の店を営んでいたとの事です。また、こちらのサイトによれば店主は「中山氏」との事。さらに熊系研究家esさんの「旭山ら〜めん通り」の記事によれば店主は"昭和60年代までは、旭川の動物園通りで店をされてたそう"と。これらの話から考察すると上記の旧東旭川店の中山氏は札幌へ移り、熊ッ子チェーン西岡店または中の島店を営んでいたのではないでしょうか？
たいせつ大谷地店は佐藤製麺工場の麺を使用していたようです。
■熊ッ子チェーン西野店
札幌市西区西野3条4丁目11-32
店舗外観画像はGoogleストリートビューより。
1990(平成2)年の電話帳から掲載され、1994(平成6)年の電話帳でも確認できました。
1995(平成7)年の電話帳からは同じ電話番号・所在地で「館ラーメン西野店」となっており、2001(平成13)年の電話帳まで確認出来ました。
この「館ラーメン」ですが、本店(中央区南9西3-2-1)の1店舗から始まり、発寒店、西野店、北光店(東区北32東7-3-21)、新琴似店(北区新琴似6-16-4-12)と拡大していったようです。
「旭川ラーメンたいせつ」「館ラーメン」への鞍替えはいずれも1995(平成7)年の電話帳にて確認出来たことから、札幌における熊ッ子チェーンは「92年7月事変」から2年ほど遅れて動きがあったのではないでしょうか。
【熊ッ子チェーンとの関連は不明だが、かなり古くから「旭川ラーメン○○店」と称していた店舗】
■旭川ラーメン愛宕店
旭川市豊岡12条7丁目1-6
歴史は長く、住宅地図では1983(昭和58年)、電話帳では1984(昭和59)年で登場。2004(平成16)年の電話帳まで確認出来ています。
1984年の電話帳を見ていると、当時から「旭川ラーメン」と記載している店は熊ッ子チェーンとこの「愛宕店」のみですが、愛宕店と熊ッ子チェーンの関わりを示す資料は今のところ見つけられていません。
【熊ッ子チェーンとの関連は不明だが、屋号に「熊ッ子」を使用している店舗】
(2020年現在)
かつて、全国にチェーン展開を行った熊ッ子チェーン。元はチェーン店だったのか、まったく関係がないのかは不明ですが、屋号に「熊ッ子」「熊っ子」などを使用しているお店が存在します。
「熊ッ子誕生物語」で記載がありチェーン店であることが確実な「千葉」「京都」は見つけられませんでしたが、ネット検索で発見した「熊ッ子」を紹介します。
■札幌ラーメン熊っ子
東京都杉並区高井戸東3-29-81 1階
https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131806/13156259/dtlrvwlst/
■らーめん小舎 熊っ子
奈良県奈良市西大寺国見町1-7-10 国見小路
https://tabelog.com/nara/A2901/A290101/29000081/
■熊っ子ラーメン
宮城県仙台市青葉区二日町17-1 大功ビル1号館B1F
https://tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4013576/
■ラーメン専門 熊ッ子
宮城県仙台市若林区六丁の目中町1-45
https://tabelog.com/miyagi/A0401/A040103/4009831/
■熊つ子
岐阜県土岐市土岐津町土岐口2169-19
https://tabelog.com/gifu/A2103/A210301/21002362/
■ラーメン処 熊っこ
東京都大田区東蒲田1-12-10
https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131503/13066410/
■熊っこラーメン 青山本店
青森県弘前市青山1-19-1
https://tabelog.com/aomori/A0202/A020201/2004138/
※でかいレンゲ使用
■札幌ラーメンくまっ子
大分県大分市下郡北下郡1-6
https://tabelog.com/oita/A4401/A440101/44001415/
■(店名不明)横浜市中山駅近くの「熊ッ子」
ラー友のクサイダーさんからの情報です。
旭川出身の方が営業していた「熊ッ子」でしたが、北海道に縁もゆかりもない、北海道のラーメンも熊ッ子のラーメンもよく知らない人が店を譲り受け営業していたようです。
以上、第1回「熊ッ子チェーン店舗紹介」でした。
次回は、第2回「こぐまグループ店舗紹介」です。
「熊ッ子チェーン店舗一覧」(2020現在)
●熊ッ子チェーンとしてオープンし、現在も熊ッ子チェーンとして営業している店舗
本店、東旭川店、富良野店、登山軒、東光店、善(池田町)、錦町店
●熊ッ子チェーンとしてオープンし、現在は独立営業している店舗
鈴乃屋、ささき(北見市)、愛楽亭(釧路・益浦店)、秀航園(釧路・武佐店)、岩龍らーめん(札幌・前田店)
●熊ッ子チェーンとしてオープンし、熊ッ子チェーンとして閉店した店舗
永山駅前店、一条店、大町店、忠和店(神居ふれあい通り店)、旭町店、エスタ店、名寄店、台場店、当麻店、上富良野店、東鷹栖店、稚内店、稚内中央店、稚内店(熊けん)、北見店、端野店、美幌店、滝川大町店、滝川店、砂川店、芦別店、清田店、札幌北38条店、札幌店、大谷地店、屯田店、狸小路店※、静内店、帯広西11条店、芦野店、中標津店、大阪1号店、四国舞扇店
●熊ッ子チェーンとしてオープンした後、独立をしたが閉店となった店舗
元祖旭川ラーメン(東光支店/千代田店)、来源(5条店)、一海(札幌・篠路店)、きゃべつ亭(音更店)、金広(釧路・鳥取店)
●熊ッ子チェーンとしてオープンした後、他チェーンに加盟したが閉店となった店舗
発寒店、西岡店、中の島店、西野店
しました
それは残念な思いをされましたねー
ちなみに、こぐまグループに「本店」はありません。
じぇっつ
が
しました