令和6年8月3日。
大雪山国立公園パークボランティア(以下、PV)の活動で、富良野岳(原始ヶ原)へ行ってまいりました。
いつも富良野岳に登るときの登山口は十勝岳温泉凌雲閣前の登山口を利用しますが、南側の原始ヶ原登山口からも富良野岳に登ることが出来ます。
今回の活動は「植生モニタリング」。
木道がない湿原なので、植生の上を登山者が歩き植生が荒れてきます。
平成28年富良野市が登山会を開催し、裸地化・侵食が進んでしまった箇所にヤシネットを張り巡らせ、植生の回復を図った経過を、過去の記録と比較して調査していきます。
調査の様子は撮っていませんが、現場へ向かう風景やお花をお楽しみください。

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出発!1時間ちょっとの樹林帯歩き。
お花も色々咲いていました
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ミソガワソウ。
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天使の泉。冷たくて美味い水が湧き出ています。
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ギンリョウソウ。
別名ユウレイタケ👻
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涼しげ〜。布部川源流域です。
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フキユキノシタ。
クモマユキノシタもそうですが、ユキノシタはめんこい。
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うわ!あの木にキノコびっしり😮
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アリドオシラン。
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ミタケスゲ。湿原はこれが主役、びっしりでした。
おかげで、ずっと「御嶽海」が頭から離れない一日に(笑)
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ウメバチソウ。
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樹林帯を登りきり、湿原を歩きます。
開放感ありますね〜。
木道のない原始ヶ原湿原は、なるべく人と同じところを歩かないようにして踏圧を分散するのが良いらしいです。
なのでピンクテープなど、コースの目印となるようなものはありません。
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アキノキリンソウ。おわりかけ。
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シラネニンジン。
これまた小さい造形の、めんこい花です。クマの好物らしいですよ。
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モウセンゴケ。食虫植物です
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もう一丁モウセンゴケ。
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タカネニガナ。
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タカネニガナの綿毛。芸術的〜!
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ナガボノシロワレモコウ。
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トキソウ。
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調査が終わり、下山途中で青空が出てきました
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前富良野岳。
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ナニワズの実。
実、枝、樹皮に毒があって、アイヌはトド漁の銛に塗っていたのだとか。
小さくて黄色い花を咲かすようです。
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深緑の箱庭。

というわけで、無事下山しました。
慣れない長靴登山で、下山時のつま先が痛ぇのなんのって〜
しかし、このコースはドロドロゲチョゲチョの道が多いので長靴が最適だと思います。
植生モニタリングは地味な作業でしたが、敬愛する富良野岳のお役に立てた気がして妙に満足感があります
現場往復の道のりも楽しい登山でした〜。

では皆様、ご安全に!
最後にあの有名なフレーズのご唱和を。
無理しな〜い
 怪我しな〜い
  明日も仕事!!


したっけね。



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